【チューリップ株式会社 代表取締役社長 原田耕太郎 から、みなさんへ】
チューリップ株式会社 代表取締役社長 原田耕太郎からのメッセージを紹介いたします。
新たな技術、開発に挑戦しています。
実は、日本で有数の「針」の生産地、広島。
広島といえば自動車とか化粧筆が有名ですが、実は「縫針」も全国トップのシェア。
手芸好きのお母さんや全国の小学生が家庭科の授業で使う裁縫の「縫針」や「待針」は、全国の90パーセント以上が広島県でつくられたもの。
そして「広島針」の品質の高さは、日本はもとより世界的にも認められています。
その中でも、チューリップは針業界トップクラスの生産量を誇り、縫針、編み針など手芸用の針は欧州やアメリカやアジアなど世界50か国以上へ輸出。
特に、ヨーロッパの針メーカーが存在するイギリスやドイツでも、チューリップの製品が高い評価と人気を得ています。
また、エレクロトニクス業界の電子機器に使うプリント基板用の検査針(基板に正しく電流が流れているかチェックする高精度の検査針)は、
人間の髪の毛より遥かに細い1/1000ミリ単位の精密な技術力が評価されて、現在では売上高の半分以上に成長しています。
「チューリップブランド」のさらなる成長へ。
当社は、今「チューリップブランド」の確立に力を注いでいます。
スローガン「針は愛情」、それは最先端技術と伝統的な職人技の融合であり、そこから生まれるオンリーワン技術や製品、これがまさに「チューリップブランド」と考えます。
定期的に大学の教授なども講師に招いて、全社横断の「チューリップNEXT」というブランディング活動を進めています。
この活動により、さらなる品質向上、他社との差別化など、ベテラン職人もパートの従業員も一緒に力を合わせ、全社員によるチューリップの「ブランド力」向上に努めています。
でも、当社の自慢は製品ばかりではなく、むしろ社員について誇れる会社でありたいと考えます。
チューリップの花言葉は「思いやり」。「ものづくりは人づくり」、「社員そのものがブランド」。
私たちの会社は、何百人も働くような大きな会社ではないため、社員一人一人の意見を大切にしたい。
みんなの声がカタチになり社員一人一人の成長が会社を成長させる。そんな会社であり続けたいと考えています。
チューリップ株式会社
代表取締役社長 原田耕太郎